ビクトリノックスについて
1884年、カール・エルズナーは、シュヴィーツ州イーバッハで刃物のワークショップを開設しました。当時スイスは、ヨーロッパではまだ貧しい国の1つでした。大勢のスイス人は失業し、国外へ移住する以外に方法がない状況が続きました。刃物職人のカール・エルズナーは雇用を創出し、それを食い止めようと努めました。
1891年、この年に初めて、カール・エルズナーはソルジャーナイフをスイス陸軍に納入しました。1897年には、今日のブランドの象徴であるマルチツール、「オリジナル・オフィサー・アンド・スポーツナイフ」というオフィサーナイフの開発に着手し、世界で認められる成長企業としての礎を築きました。
それ以来、エルズナーの団結のスピリット、地域に深く根ざした確固たる価値観へのコミットメントが、ビクトリノックスの企業理念を形成しました。
品質
ビクトリノックスは、その商品がすべての分野において最高の水準を満たしており、生産拠点にかかわらず、決して妥協を許さない品質であることを保証します。ビクトリノックスの商品のほとんど(マルチツール、家庭用およびプロフェッショナル用ナイフ、ウォッチ、フレグランス)がスイスで製造されています。
専門性の高い技術で生産するため、トラベルギア商品は海外で生産されていますが、ここでも効率的な生産に必要な技術、スタッフ、素材が確保されています。これらの商品もまた、最高水準を確実に満たすことができるよう、提携先は厳選され、厳しい品質基準が設けられています。
この高い品質と機能性を兼ね備えるパフォーマンスの高さから、ビクトリノックスはスイスだけでなく、世界中で高い評価を得ています。
社会的責任
Victorinox AGは独立した同族会社であり、株式の90%は、ビクトリノックス財団が保有しています。90%の利益が内部留保されるという企業形態により、自社の存在が守られています。残りの10%の株式は、慈善事業を支援する非営利基金が保有しています。