ビクトリノックスのマルチツール

1897年6月12日、ビクトリノックスの創設者カール・エルズナーは、オフィサー＆スポーツナイフの特許を取得しました。カール・エルズナーのマルチツールは現在、ニューヨーク近代美術館をはじめ、世界各地のミュージアムに展示されています。マルチツールは、多機能性、創意工夫、スイスの精密さを象徴する存在となっています。たとえば、マルチツールの最上級モデルであるスイスチャンプは、賞にも輝いたデザインに33機能を搭載。64の部品で構成され、450の製造工程を経ています。そして、必要なときに、いつでもそこにあります。

マルチツールの意外な使い方をご紹介します。

いつでも準備万端：マルチツールの基本機能についてはご存知でしょう。ブレード、カン切り、せん抜き、マイナスドライバー、コルクせん抜き、ピンセット、つまようじなどがあります。のこぎりやはさみ、千枚通しを搭載したマルチツールがあることもご存知かもしれません。では、ビクトリノックスのマルチツールがまったく異なる目的に役立つことはご存知ですか？ たとえば、ワイヤーを切ることができます。内蔵されたルーペは、非常に精密な作業に役立ちます。プライヤーやアレンキーのセットが揃うこともあります。それでも十分でないとお考えの方には、驚きの81機能を搭載したマルチツールがあります。

お子さま向け：ビクトリノックスは、クラフトの技が大好きです。そのため、ビクトリノックスでは、お子さまが幼いころからマルチツールを手にし、創造性を刺激するような体験を積むことが大切だと考えています。使い方と安全ルールをわかりやすく教えたら、とにかく使わせてみましょう。ビクトリノックスの子ども用マルチツールはブレードに丸みをつけてあるので、お子さまに不要な危険を与えることがありません。

常に新しいものを探求。ビクトリノックスは確かに、一世紀以上にわたって同じものをつくり続けています。それはマルチツールです。しかし、過去の栄光に満足していると揶揄する人はいません。それは、ビクトリノックスが常に新しいマルチツールと機能を開発し続けているからです。たとえば、ビクトリノックスには現在、人間工学に基づいた形状でしっくりと手になじむ、マルチツールの新しいハンドルがあります。ウッドのハンドルもとても握りやすくなっています。長い年月の間に、USBや内蔵ストップウォッチなどの機能も加わりました。